『暁のヨナ』のあらすじを、物語の導入から四龍集結、そして最新の政治ドラマまで詳しく紹介します。
ただの少女漫画の枠を超えた、壮大な世界観とキャラクターの成長譚が魅力の本作。
この記事でわかること: ヨナが武器を取るまでの経緯、複雑な三角関係、四龍の能力と過去、そして物語の核心に迫る展開をこの1ページで完全網羅します。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 暁のヨナ |
| 作者 | 草凪みずほ |
| 掲載誌 | 花とゆめ(白泉社) |
| 連載開始 | 2009年〜(連載中) |
| アニメ | 2014年10月〜2015年3月(全24話) |
| 舞台化 | 2016年、2018年、2019年他 |
| ジャンル | 中華風ファンタジー / アドベンチャー / 恋愛 |
【あらすじ】王女の追放と成長の旅
物語は、華やかな王宮での生活から一転、過酷な逃亡劇へと展開します。
王位簒奪と逃亡
高華(こうか)王国の唯一の王女・ヨナは、温厚な父王・イルのもとで何不自由なく育てられました。しかし、16歳の誕生日の夜、想い人であった従兄のスウォンがイル王を殺害し、王位を奪う現場を目撃してしまいます。
信じていた人に裏切られ、命を狙われたヨナは、専属護衛のハクと共に城を脱出。故郷を追われ、風の部族の地へと落ち延びます。
四龍との出会い
失意のどん底にあったヨナですが、ハクを守るため、そして生き抜くために「神の声」を聞く神官を訪ねます。そこで「伝説の四龍」の戦士を探すよう告げられます。
旅の中で、白龍(キジャ)、青龍(シンア)、緑龍(ジェハ)、黄龍(ゼノ)という個性豊かな仲間たちと出会い、彼らを仲間に加えていきます。
その過程で、ヨナは貧困に苦しむ民の姿を知り、ただ守られるだけの姫から、自ら弓を取り戦う「赤髪の戦士」へと覚醒していきます。

高華国の真実とスウォンとの対峙
四龍を集めたヨナは、国内の腐敗や他国の侵略に立ち向かっていきます。一方で、王となったスウォンもまた、冷徹なまでの合理主義で国を富ませ、強国へと変えていました。
「父を殺した憎い敵」でありながら「優れた王」でもあるスウォンに対し、ヨナの心は揺れ動きます。
物語が進むにつれ、高華国の建国神話の謎や、短命の宿命を背負うスウォンの秘密などが明らかになり、ヨナたちは運命の大きな渦に巻き込まれていきます。
登場人物紹介
ヨナ
本作の主人公。高華王国の唯一の王女で、燃えるような赤い髪が特徴です。元は世間知らずの姫でしたが、父王を殺され国を追われたことをきっかけに、弓の名手へと成長。芯が強く高潔で、仲間を何より大切にする性格です。
ハク・スウォンとの関係: 幼い頃からハクとスウォンは大切な存在でした。スウォンに恋をしていましたが、父を殺された裏切りにより失恋。憎しみと理解の間で揺れ動きます。一方、ハクのことは最初「護衛」としか見ていませんでしたが、旅を続けるうちに特別な存在だと気づいていきます。
ソン・ハク
「雷獣」の異名を持つ最強の武人。風の部族の元将軍で、ヨナの専属護衛を務めます。四龍に匹敵する戦闘力を持ち、ヨナへ一途すぎる愛を捧げています。
ヨナ・スウォンとの関係: 幼い頃からヨナを想い続け、地位も名誉も捨てて彼女を守り続けます。かつてはスウォンとも親友でしたが、裏切りの後は殺意を抱えています。それでも心の奥底では、3人で過ごした日々への想いが消えていません。
四龍(キジャ・シンア・ジェハ・ゼノ)
伝説の龍神の血を引く戦士たち。それぞれ神の力を持っています。
| 名前 | 龍の力 | 人物像 |
|---|---|---|
| キジャ(白龍) | 右腕(神の爪) | 育ちが良く真面目。何でも切り裂く力を持つが、虫が苦手。 |
| シンア(青龍) | 両目(千里眼) | 遠くまで見通し、麻痺能力も持つ。無口だが優しい心の持ち主。 |
| ジェハ(緑龍) | 右脚(跳躍力) | 天を駆ける脚力を持つ。女性好きのフェミニスト。 |
| ゼノ(黄龍) | 不死の体 | 傷つかない体を持つ最年長。実は初代黄龍であり、2000年以上生きている。 |
ヨナとの関係: 4人とも龍神の本能としてヨナに惹かれますが、やがて本能を超えた絆を築きます。彼女のために命を懸けて戦い、絶対の忠誠を捧げる存在です。
ユン
一行の「お母さん」的存在の天才美少年。料理、医療、知識を担当し、実務面で一行を支えます。ヨナたちと出会うまで神官・イクスと暮らしていました。
スウォン
現国王でヨナの従兄。文武両道でカリスマ性があり、冷徹なまでの合理主義で国を富ませています。イル王を殺害し王位を簒奪しましたが、その行動の背景には複雑な事情があり、国を想う気持ちは本物です。短命の宿命を背負っていることが明らかになっています。
ヨナ・ハクとの関係: かつては3人で笑い合う幼馴染でしたが、復讐のために全てを断ち切りました。それでもヨナへの憧れの気持ちは消えておらず、物語の核心に関わる複雑な感情を抱えています。
この作品の魅力・おすすめポイント
ヨナの圧倒的な人間的成長
初期の「何もできないお姫様」から、戦場で敵を射抜く「戦士」へ、そして民を導く「指導者」へと変貌する姿には誰もが心を打たれます。その眼差しの強さは、少女漫画史上屈指のかっこよさです。
ハクの献身的な愛
地位も名誉も捨て、ただ「ヨナが生きること」だけを望み、泥に塗れて戦うハクの姿は涙なしには見られません。「俺はあんたの専属護衛だ」という言葉の重みが、物語が進むごとに増していきます。
終わらない「3人」の絆と因縁
ヨナ、ハク、スウォン。かつてはいつも一緒にいた幼馴染の3人が、殺し合う関係になってもなお、心の奥底でお互いを認め合っている切なさが物語の主軸にあります。
まとめ
『暁のヨナ』は、国盗り物語の壮大さと、個人の愛憎劇が絡み合う傑作ファンタジーです。
ヨナたちの旅はまだ続いていますが、彼らが選ぶ未来がどのようなものであれ、最後まで見届ける価値のある物語です。
アクション、恋愛、政治、神話。すべての要素が高いレベルで融合した本作を、ぜひ体験してください。

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