『アオハライド』のあらすじを、物語の始まりから感動の最終回まで詳細に紹介します。
「アオハル(青春)」+「ライド(乗る)」=青春に一生懸命乗っていくという意味が込められた本作。すれ違い続ける二人の恋に、日本中が胸を焦がした青春ラブストーリーの金字塔です。
この記事のメリット: 原作全13巻の物語の流れ、当て馬史上最強と言われる菊池冬馬の存在、そして双葉と洸が最後に選んだ答えが、この1ページで全てわかります。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | アオハライド |
| 作者 | 咲坂伊緒 |
| 連載誌 | 別冊マーガレット(集英社) |
| 連載期間 | 2011年〜2015年(全13巻完結) |
| アニメ | 2014年放送 |
| 実写 | 映画(2014年)、ドラマ(2023年WOWOW) |
| ジャンル | 学園 / 青春 / 恋愛 |
【長編あらすじ】止まっていた針が動き出す
ここからは、物語の時系列に沿ってあらすじを詳細に解説します。

初恋と別れ(中学時代〜高校1年)
中学1年の夏、吉岡 双葉(よしおか ふたば)は、隣のクラスの田中 洸(たなか こう)に淡い恋心を抱いていました。夏祭りの約束をしましたが、洸は何も言わずに転校してしまい、初恋は儚く散って終わります。
高校生になった双葉は、女子に嫌われないよう「ガサツな女子」を演じていました。そんなある日、学校で洸に再会します。しかし、彼は馬渕 洸(まぶち こう)と名字が変わり、性格も昔の優しかった面影はなく、クールで意地悪なひねくれ者に変わっていました。
「優しかった田中くんはもういない」。そう自分に言い聞かせながらも、双葉は時折見え隠れする洸の優しさに惹かれ、再び恋に落ちていきます。
仲間との絆と過去の呪縛(高校2年)
クラス替えで双葉と洸は同じクラスになり、槙田 悠里、村尾 修子、小湊 亜耶と共に「学級委員」として活動することになります。研修合宿などを通じて5人の絆は深まっていきます。
双葉は洸の閉ざされた心の扉を開こうとします。洸が変わってしまった原因は、両親の離婚と母親の死でした。母を救えなかった後悔から、洸は「何かに夢中になること」を恐れていたのです。
双葉の真っ直ぐな想いが洸の心を溶かし、二人はあと一歩で結ばれる…というところまで近づきます。
すれ違いの始まりと菊池冬馬(中盤)
文化祭でのキス未遂を経て、両想い目前だった二人。しかし、洸の長崎時代を知る成海 唯(なるみ ゆい)が現れます。同じ境遇(家族の喪失)を持つ唯を放っておけない洸は、双葉との約束を破って唯の元へ行ってしまいます。
傷ついた双葉の前に現れたのが、他校の菊池 冬馬(きくち とうま)でした。優しく誠実な冬馬は、双葉にストレートに好意を伝えます。洸への想いを断ち切ろうと決意した双葉は、冬馬の告白を受け入れ、付き合うことになります。
挽回と決断(終盤)
双葉が冬馬と付き合い始めたことを知り、洸は激しく後悔します。ようやく自分の本当の気持ち(双葉が好きだということ)と、唯への同情は別物だと気づいた洸は、なりふり構わず双葉を取り戻そうと動き出します。
「お前が誰と付き合ってても、俺は吉岡が好きだ」。洸の猛アプローチに揺れる双葉。冬馬は双葉を優しく包み込みますが、双葉の心が自分にないことを悟り、自ら別れを切り出します。
そして「青春(アオハル)」へ(結末)
双葉は洸を呼び出し、正直な気持ちを伝えます。洸もまた、素直な言葉で愛を伝え、二人は長い遠回りを経てようやく結ばれます。
最終回では、かつて約束を果たせなかった「三角公園」で待ち合わせをする二人の姿が。止まっていた時計の針が動き出し、二人の新しい「アオハル」が始まるところで物語は幕を閉じます。

登場人物の詳細プロフィール
【主人公カップル】
- 吉岡 双葉(よしおか ふたば)
- 一生懸命で前向きな主人公。中学時代のトラウマから女子力を封印していましたが、洸との再会で本来の自分を取り戻していきます。何度も傷つきながらも、諦めずに洸に向き合い続けました。
- 馬渕 洸(まぶち こう) / 旧姓:田中
- 双葉の初恋の人。両親の離婚と母の死により、心を閉ざしていました。一見クールで意地悪ですが、根は優しく、不器用。猫が好き。
【恋のライバル】
- 菊池 冬馬(きくち とうま)
- 他校の男子。バンドマンで赤面症で優しい。洸とは真逆の「誠実な王子様」タイプ。双葉を大切にしますが、彼女の幸せのために身を引く、少女漫画史に残る「最高の当て馬」です。
- 成海 唯(なるみ ゆい)
- 洸の長崎時代の友人。洸と同じく家族を亡くした孤独を抱え、洸に依存していました。
【いつメン(友人たち)】
- 槙田 悠里(まきた ゆうり)
- ぶりっ子キャラで女子に嫌われていましたが、双葉と親友に。双葉と同じく洸を好きになりますが、失恋後も友情を貫く強い女の子。
- 村尾 修子(むらお しゅうこ)
- 一匹狼の美人。教師である田中先生(洸の兄)に片思いをしています。
- 小湊 亜耶(こみなと あや)
- 明るいムードメーカー。修子に一途な想いを寄せ、最終的にその恋を実らせます。
関係性・相関図
graph TD
Futaba["吉岡 双葉"]
Kou["馬渕 洸"]
Toma["菊池 冬馬"]
Yuri["槙田 悠里"]
Shuko["村尾 修子"]
Kominato["小湊 亜耶"]
Tanaka["田中先生<br>(洸の兄)"]
Futaba -- "❤️ ずっと好き" --> Kou
Kou -- "❤️ ずっと好き" --> Futaba
Toma -- "❤️ 片思い→交際→破局" --> Futaba
Futaba -. "交際" .- Toma
Yuri -- "親友" --> Futaba
Yuri -. "失恋" .-> Kou
Shuko -- "親友" --> Futaba
Shuko -- "片思い" --> Tanaka
Tanaka -- "教師として" --> Shuko
Kominato -- "❤️ 猛アタック" --> Shuko
Shuko -- "信頼→恋?" --> Kominato
Kominato -- "親友" --> Kou
この作品の魅力・おすすめポイント
リアルすぎる「すれ違い」
フィクションとは思えないほど、タイミングの悪さや言葉足らずですれ違い続ける二人。「お願いだからくっついて!」と本を投げ出したくなるほどのもどかしさが、読者を熱狂させました。
洸の変化と成長
最初は冷たかった洸が、双葉によって徐々に昔の優しさを取り戻し、最終的には感情を露わにして双葉を追いかける姿へのギャップが凄まじいです。
よくある質問 (FAQ)
- Q: アニメの続きはどこから?
- A: アニメはコミックス4巻あたりまでの内容です。続き(冬馬との出会いなど)が気になる方は5巻から読み始めると良いでしょう。
- Q: 映画と原作の違いは?
- A: 映画は2時間の尺に収めるため、冬馬との交際エピソードなどが大幅にカットまたは短縮されています。原作の深みを知るには漫画がおすすめです。
まとめ
『アオハライド』は、一度は途切れた初恋が、形を変えて再び動き出す物語です。
傷つくことを恐れて立ち止まっていた洸と、そんな彼を何度も迎えに行った双葉。二人の姿は、恋することの痛みと、それを超える幸せを教えてくれます。
青春漫画の金字塔、ぜひ完結まで見届けてください。
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