『MARS』のあらすじを、運命の出会いから衝撃の結末まで詳細に紹介します。
心に深い傷を負った2人が、互いを癒し、再生していく壮絶なラブストーリー。90年代を代表する名作少女漫画です。
この記事のメリット: 全15巻の物語の流れ、零と樫野それぞれのトラウマ、そして衝撃のラストシーンがこの1ページで深く理解できます。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | MARS(マース) |
| 作者 | 惣領冬実 |
| 連載誌 | 別冊フレンド(講談社) |
| 連載期間 | 1996年〜2000年(全15巻完結) |
| 実写 | 台湾ドラマ(2004)、日本ドラマ(2016) |
| ジャンル | 恋愛 / サスペンス / トラウマ |
【長編あらすじ】傷ついた魂の再生
物語は、公園で絵を描く少女とバイク乗りの少年の出会いから始まります。

運命の出会い(序盤)
樫野(かしの)は、人付き合いが苦手で絵を描くことだけが生きがいの内気な高校生。ある日、公園で道を聞いてきた不良っぽい少年・麻生零(あそう れい)に、自分が描いた絵の地図を渡します。
零は学校一のモテ男で、バイクレースに命をかける問題児。正反対の2人ですが、零は樫野の絵に惹かれ、彼女に興味を持ち始めます。
樫野は過去に継父から性的虐待を受けており、男性恐怖症。一方、零は双子の弟・聖(セイ)を自殺で失ったトラウマを抱えていました。
惹かれ合う2人(中盤)
樫野は零の優しさに触れ、少しずつ心を開いていきます。零もまた、樫野と一緒にいることで、聖の死以来抱えてきた虚無感が癒されていくことに気づきます。
しかし、樫野のトラウマの元凶である継父や、零に執着する元カノ、そして聖の死に関わる人物が次々と現れ、2人の関係を脅かします。
物語中盤、樫野を守ろうとした零が暴力事件を起こし、少年院送りになりかけるなど、ダークな展開が続きます。
真実と再生(終盤)
聖が自殺した本当の理由が明らかになります。聖は、ある女性への報われない愛に絶望し、命を絶っていました。零は弟の死の真相と向き合い、ようやくトラウマを乗り越えます。
樫野もまた、零と過ごす中で過去のトラウマを克服。2人は互いの傷を理解し、支え合うことで、新しい人生を歩み始めます。
結末
最終回、レースで優勝した零は、観客席にいる樫野のもとへ駆け寄ります。2人が笑顔で抱き合うシーンで、物語は幕を閉じます。傷ついた魂が、ついに安らぎを見つけた瞬間です。

登場人物の詳細プロフィール
【主人公】
- 樫野
- 絵の才能を持つ内気な少女。過去のトラウマから男性恐怖症だが、零に出会い変わっていく。
- 麻生零
- バイクレーサー。明るく見えるが、双子の弟を失った悲しみを抱えている。樫野を守ることに命をかける。
【重要人物】
- 麻生聖(セイ)
- 零の双子の弟。物語開始前に自殺している。零にとって最大のトラウマ。
この作品の魅力・おすすめポイント
重厚なテーマ
性的虐待、自殺、暴力といった重いテーマを真正面から描きながら、それでも「再生」の希望を見せてくれる作品です。
繊細な心理描写
樫野の男性恐怖症が少しずつ解けていく過程や、零のトラウマ克服が丁寧に描かれています。
よくある質問 (FAQ)
- Q: 読んでいて辛くならない?
- A: 重いシーンもありますが、2人の愛が全てを乗り越えていく姿に救われます。
- Q: 実写ドラマはある?
- A: 台湾版(2004年)と日本版(2016年)があります。
まとめ
『MARS』は、トラウマと向き合い、乗り越えていく2人の物語。
「愛は人を救える」ということを、これほど説得力を持って描いた作品はありません。心に傷を持つ全ての人に読んでほしい名作です。

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